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ファイルシステム階層標準 (FHS)について

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ファイルシステム階層標準 (FHS)について

今回は、Linuxを含むUNIX系OSの標準的なディレクトリ構造およびファイル配置,名前などを定めた標準仕様であるファイルシステム階層標準 (FHS)について概略をまとめたいと思います。


まず、ファイルシステム階層標準 (FHS)とは、

Filesystem Hierarchy Standard(ファイル・ハイアラーキー・スターンダード、FHS、ファイルシステム階層標準)は、Linuxを含むUNIX系オペレーティングシステムでの主なディレクトリとその内容を定めたものである。
『Filesystem Hierarchy Standard - Wikipedia - ウィキペディア』

そして、現行標準は、2015年6月3日にリリースされたバージョン3.0となります。

『The FHS 3 Specification Series』


この標準では、ルート“/”直下に13個の必須ディレクトリがあります。
下記がそのディレクトリ構成の概略となります。

ディレクトリ 意味 説明
/ Root Filesystem ファイルシステム階層全体の第一階層。
ルートディレクトリ。
/bin BINaries シングルユーザモードで必要となる一般ユーザー向けの基本コマンドの実行ファイル (binaries)を格納。
例えばcat、ls、cpなど。
/boot BOOT loader Linux起動時に必要なファイルを格納。
/dev DEVice 基本デバイス(device)を格納。例えば、/dev/nullなど。
/etc ETCetera システム全体に関わる固有設定ファイル群を格納。
/lib LIBraries /bin/ や /sbin/ にある実行ファイルの基本となるライブラリ (library) 群を格納。
/media MEDIA CD-ROMなどのリムーバブル媒体 (media) のマウントポイント(FHS-2.3 で追加)を格納。
/mnt MOUNT point ファイルシステムの一時マウントポイント (mount)を。
/opt OPTION オプション (option) のアプリケーションソフトウェアパッケージのインストール先。
/run RUN-time variable data 実行時の可変データー。FHS3.0より新設。
/sbin System BINaries システム管理系コマンドの実行ファイル群(例えば、init、ip、mount)(system binaries)を格納。
/srv Data for SeRVices provided by this system サーバなどが使うシステムによって提供された (served) サイト固有のデータを格納。
/tmp TeMPorary files 一時ファイル置場 (temporary files)。
リブート時に内容が保持されない。


以上です!



【参照サイト】
『Linuxキーワード - FHS:ITpro』
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