今回は、sftpコマンドについて整理します。


sftp（SSH File Transfer Protoco）コマンドは、対話的なファイル転送をするプログラムで、SSHで暗号化された通信経路でファイル転送を行います。

なお、ファイル転送や位置関係に関する基本的な理解は下記記事を確認してください。

『基礎知識篇：scpコマンドを使用してリモートサーバーとの間でファイルの転送を行う～プログラム超初心者のためのLinuxコマンド～』


基本的な書式は下記の通りです。

sftp オプション リモートホストユーザー名@リモートホストホスト名（IP）:パス

主要なオプションは下記の通りです。

-oPort=ポート番号：ポート番号を指定します。

sftpの操作は下記の通りです。

sftp> get ファイル名
ファイルをダウンロードする
sftp> put ファイル名
ファイルをアップロードする
リモートホストのカレントディレクトリにファイルがアップロードされる
sftp> exit
sftp> quit
ファイルをダウンロードする
sftpコマンドの終了

ディレクトリ操作は下記の通りです。

pwd：リモートホストでのカレントディレクトリを表示
lpwd：ローカルホストでのカレントディレクトリを表示

cd：リモートホスト側のディレクトリ移動
lcd：ローカルホスト側のディレクトリ移動

ls：リモートホスト側のファイル一覧を表示
lls：ローカルホスト側のファイル一覧を表示

以上です。


【参考サイト】
『sftp - 安全なファイル転送 - Linuxコマンド』
『sftpコマンドの使い方のメモ』